「今まで周りに流されて生きてきて、自分の意思がよくわからない」
昔の私はそんな感覚で生きていました。
社会人になってしばらくたって、「なんでこんなに自分に自信がないんだろう?」と疑問に思い、様々な本を手に取りました。
その中でも未だに読み返しては参考にすることがある『いつでも「最良」を選べる人になる 後悔しない選び方のレッスン』をご紹介します。
- いつも自分の選択に自信がない。自信をもって選べるようになりたい
- 優柔不断でなかなか決断できない。効率よく選ぶためのルールが知りたい
- つい他人の言うことに従ってしまう。自分で納得する選択をしたい
日常の中の何気ない「選択」、意識したことありますか?
レストランのメニュー選びから、人生における大事な決断まで、生きていく中で「選択」することがたくさんありますよね。
そんなときの「選び方」って意識したことありますか?
「優柔不断」とか「思い切りがいい」とか、なんとなく「性格」に含まれるような感じがありますが、選ぶためのルールが自分の中にあれば、自分が納得する選択ができそうです。
本書はそんな「選び方」について、様々なルールを示してくれます。
概要
エモーショナル選力とロジカル選力
本書では、「選択」をする上で「エモーショナル選力」と「ロジカル選力」がキーになります。
- エモーショナル選力:
感性を磨いて、自分の感情に従って選ぶ力。「気分で選ぶ」のではなく、自分が心地よいと思うものは何かを認識した上で選ぶこと。
- ロジカル選力:
目的を明確にして、情報を客観的に分析して、自分が納得する「よりよい選択肢」を作り出して、選ぶ力。
2つの選ぶ力について①どうやって磨くか、②どんな場面で使えるか、③どのように使うのかがわかります。
他にも、選び上手になるマインドセット、失敗を減らす選び方についても書かれています。
「雨降りそうだけど、髪型どうしよう…」と日常の小さい選択や、旅行の計画、人間関係、人生の大事な決断まで、どうやって選べばいいのかヒントをくれる本となっています。
また、本書は女性をターゲットにした書き方になっていますが、内容は男女問わず取り入れられる部分が多くあります。
読んだ感想
この本を手に取った時期は、とにかく自分を変えたい一心で、格言集やエッセイ、コミュニケーションテクニックの本など読み漁っていました。
その中で、実践的で分かりやすい内容だと思った本の一つが、本書でした。
この本は論理性だけでなく、自分の感性を尊重して選ぶ方法も書かれているところが個人的に好きです。
いくら理にかなっていても、自分が納得した選択肢でないと自分の人生を生きている気がしないと思うからです。
周りに流されずに、自分が心地いいと思う選択ができると、どんどん心が豊かになっていくと思います。
何か大切な決断をするときはロジカル選力も取り入れつつ、失敗を恐れずに、常に自分の中に浮かんだ「より良い選択」をしていければいいなと思っています。
著者:杉浦莉起さんのプロフィール
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループのファッションブランド「CELINE」の宣伝広報として働いたのち、P&Gでブランドコミュニケーション戦略に携わってきた方です。現在は独立し、女性の活躍を広げる様々な活動を行っています。
まとめ
『いつでも「最良」を選べる人になる 後悔しない選び方のレッスン』をご紹介しました。
堅苦しい内容ではなく、気軽に実践しやすい考えがたくさん書かれているので、ぜひ手に取ってもらえればと思います。
お読みいただきありがとうございました!