今回は、『やっぱり、それでいい。: 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法』(細川貂々・水島広子)をご紹介します。
- 人の話を聞く間ずっと、「何か気の利いた事言わなくちゃ!」と思い気疲れすることがある
- 嫌なことを言われると、つい言い合ってしまう
『それでいい。:自分を認めてラクになる対人関係入門』(細川貂々・水島広子)の続編です。
“人の話を聞くのがニガテ”な漫画家・細川貂々が、水島広子に”精神科医の聴く技術”を教わりに行く、体当たりの成長物語。
『やっぱり、それでいい。人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法』(細川貂々・水島広子)
『ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)』でおなじみの漫画家、細川貂々さんによる漫画形式の本です。
貂々さんが、対人関係療法の第一人者である水島広子先生を訪ねる形で話が進んでいきます。
素直に自分の性格を打ち明ける貂々さんと、気さくに、かつ的確に分析する水島先生とのやり取りが魅力的な本です。
今回は貂々さんがワークショップに参加し、気疲れしない”話の聴き方”を学んでいく物語となっています。
話を聴くことが癒しに変わる
話を聞いているとき、「せっかく話してくれてるんだから、いいアドバイスをしないと!」とか、「私だったらこうするけどな」とか、「それはあなたが悪いかも」とか、頭の中でぐるぐる考えながら話を聞いてしまうことってありませんか?
相手のためを思って一生懸命話を聞く姿勢は、とても素敵だと思います。
ですがそのせいで疲れてしまって、話を聞くことや人と関わることが辛くなってしまうのなら、とてももったいないことだと思います。
本書を読めば、暖かい気持ちを持ったまま、自由な心で話を聞く方法がわかります。
概要
疲れる話の聞き方をしていたら、良い人間関係は築けない
人の話を聞く上で、一番大切なことってなんでしょうか?
気遣い、気配り、空気を読む、相手に合わせる…色々思い浮かびますが、
結論から言うと、「相手の話だけに集中して”聴く”こと」がポイントだと書かれています。
そのためにはどんな姿勢で聴いたらいいのか、貂々さんが学ぶ過程と共に、わかりやすく書かれています。
苦手な人とは程よい距離を
自慢話をする人、ポジティブ論を押し付けてくる人、怒っている人などなど、自分にとって苦手な人も必ずいます。そんな人たちの話は集中して聴いてしまうと疲れてしまいますよね。
本書にはそんな人たちの捉え方や、おだやかな対処方法も書かれています
あたたかい心でコミュニケーションがとれる
相手の話に集中して”聴く”と、お互い素直な気持ちでコミュニケーションが取れるようになります。
お互いの自由を認め合う関係性が、よいコミュニケーションにつながっていきます。
本書を読み終わるころにはむしろ「人の話を聴いてみたい!」と思うかもしれません。
まとめ
『やっぱり、それでいい。: 人の話を聞くストレスが自分の癒しに変わる方法』(細川貂々・水島広子)をご紹介しました。
自分を癒すために話を聴けるようになったら、生きていく中でのストレスがずいぶん減ってくると思います。
ぜひ読んで、貂々さんと一緒に話の聴き方を学んでみませんか?
読んでいただき、ありがとうございました!